海軍村跡ゆかりの風景 |
緑の多い住宅街を散歩中、電柱の後ろにひっそり建つ「海軍村跡」石碑が目についた。
港も海も見えない地になぜ? 調べてみると、関東大震災後、都心部より郊外に住んだ方が安心と海軍将校の移住が目蒲線と東横線に挟まれた奥沢の地に進みました。
ここは霞ヶ関の海軍省や横浜を通って横須賀軍港に向かうのに便利。また海軍大学校・海軍技術研究所にも近く、海軍将校の邸宅が集まり海軍村と呼ばれるようになりました。当時の面影を残す建物はほとんどなくなったものの、木造平屋にポーチ付き玄関、垣根のある庭にシュロの古木と南国的な雰囲気が少し感じられる住宅街です。
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